目標の立て方がわからない!3ステップで誰でもできる最高の目標の建て方

「目標を立てたいけど、何を目標にすればいいのか分からない…」と悩んでいませんか?このような悩みを抱える方は多いです。私自身、漠然と目標の立て方がわからない日々を過ごしていたことがあるのでその気持はよくわかります。

本記事では、目標が思いつかない原因を探り、目標を決める方法やヒントを提供します。何を目指せば良いのか分からない方でも、自分に合った目標を見つけ、充実した1年を送るための具体的なステップをお伝えします

目次

目標を立てるうえで最も大切なことは?

目標設定は成功への第一歩ですが、その前に大切なのが「目的」を明確にすることです。まずは目標という言葉の意味を理解しておきましょう。

もく‐ひょう〔‐ヘウ〕【目標】 の解説

  1.  そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。「島を—にして東へ進む」
  2.  射撃・攻撃などの対象。まと。「砲撃の—になる」
  3. 行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。「—を達成する」「月産五千台を—とする」「—額」
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%9B%AE%E6%A8%99/

3つ目に”行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準”とありますね。つまり、目標とは実現のための手段でしかないということを頭に入れておきましょう。

「何をしたいのか?」それを先に考えない限り目標は立てるべきではありません。たとえば、「この先役立ちそうだからプログラミングを学びたい」という目標を立てたとします。しかし、プログラミングとは無縁の仕事をしている中で、そういった理由で行動し続けることはかなり難しいでしょう。「どうしても作りたいアプリがあってプログラマーになりたくて」というような具体的な理由であれば、目的のために行動し続けられる可能性は高まります。

目標とは目的を達成するためのものです。「何をしたいのか?」この問いは目標を設定するうえで必ず先に考えなければならないことを覚えてください。


目標が決まらない理由

目標を決めること自体が難しく感じる理由には、実は深い原因が隠れています。多くの場合、漠然とした不安や過去の失敗、あるいは自分自身の期待に対するプレッシャーが影響していることが考えられます。ここでは目的が決まらない原因を掘り下げることで、自分の状態を客観的に見つめ直してみましょう。

自分の価値観や興味が曖昧になっている

価値観や興味は、目標を決めるための指針となる重要な要素です。しかし、現代の生活では目の前の仕事や課題に追われ、自分自身を振り返る余裕が持てないことが多いです。そのため、自分が何を大切に思い、どんなことに情熱を感じるのかが曖昧になりがちです。

また、周囲の影響も原因の一つです。周りの環境やSNSなどで他人の価値観や意見に振り回され、自分の本来の考えが埋もれてしまうことがあります。たとえば、社会的な評価や流行に左右されることで、本当は望んでいない目標を無意識に追い求めるケースもあります。これにより、自分が本当に何をしたいのかが見えなくなってしまいます。

完璧な目標を探しすぎている

「どうせ目標を立てるなら完璧なものを選びたい」と思う人も多いのではないでしょうか?完璧な目標を見つけたいという思いは、多くの人が抱える共通の課題です。このような心理状態では、目標を選ぶ際に「もっと良い目標があるかもしれない」と考えてしまい、決断が先延ばしになります。その結果、いつまでたっても具体的な目標を立てられず、行動を起こすタイミングを逃してしまいます。

また、失敗を恐れる気持ちも関係しています。完璧な目標を立てれば、達成できないリスクが減ると考えがちですが、実際には「失敗したらどうしよう」という不安が目標設定自体を妨げている場合もあります。こうした心理的な負担が、行動を起こす前に気持ちを挫けさせてしまうのです。

選択肢が多すぎて迷っている

選択肢が多い状況では、どれを選ぶべきか迷うのは当然のことです。それぞれの選択肢に魅力や可能性を感じる一方で、全てを追い求めることは現実的ではありません。この「選ばなければならない」というプレッシャーが、目標を決める意欲を低下させる原因となります。どの選択肢が自分にとって最適かを判断する基準が明確でない場合、決断がさらに困難になります。「これを選んだら他の選択肢を諦めることになる」という後悔への恐れが、選択を先延ばしにする要因となることもあります。

また、すべての選択肢を同時に進めようとする場合も問題が生じます。リソースが分散し、どれも中途半端に終わってしまう可能性が高く、これが結果的に達成感を得られない原因となります。

目標を見つけるための具体的な3ステップ

目標が決まらない原因が分かったところで、次は目標を立てて実現するための実践的なアプローチについて考えてみましょう。このセクションでは、目標を立てて実践するための具体的な方法を3ステップで詳しく解説します

1. 目的を先に定める

冒頭でお話したように、目標とは目的を達成するためのものです。既に何を実現したいのかが明確であれば、このステップは飛ばしてしまってかまいません。ここでは目的を探すためのヒントについてお話します。

過去を振り返る

過去の経験から目標のヒントを得る方法があります。特に、「達成感を感じたこと」や「楽しかったこと」を振り返ると、目標の種が見つかります。たとえば、以下のような経験があるはずです。

  • 学生時代に夢中になった部活動や趣味
  • 仕事で評価されたプロジェクトや得意だと感じたタスク
  • プライベートで成し遂げたことや、周囲から褒められたこと

これらの経験から、「なぜ達成感を感じたのか?」「どうして楽しかったのだろう?」という要素を見つけることで自分が夢中になれるものが何なのかを考えるヒントになります。

現在の課題を考える

今の自分が抱えている課題や悩みを解決することも立派な目的になります。 以下のように規模の大小はあっても、どれもより良い自分を実現する上で大切な目的になるでしょう。

  • いろいろな場所に旅行に行きたいけどお金が足りない
  • 家族と過ごす時間を増やしたいけど仕事が忙しい
  • 夏に海で遊びたいから減量したい

未来の自分を想像する

未来の自分がどのような姿でいたいかをイメージすることで、目的が見えてきます。1年、3年、5年、10年といった短~高スパンでの姿を想像し、何をしていたいかを具体的に考えてみてください。

2. 目的から目標を決める

目的を明確にした後、その目的を達成するための目標設定に進みます。目標はその目的を達成するために必要な具体的なアクションのことです。以下の問を自問して答えられるような目標を定めましょう。

  • なぜこの目標を達成したいのか?
  • それを達成することでどんなメリットがあるのか?
  • どんな自分になりたいのか?

具体的に以下のような回答ができると良いでしょう。

目標例:半年で英語のTOEICスコアを200点アップさせる
なぜこの目標を達成したいのか?
 英語力が評価される業界で働き、海外での仕事のチャンスや、グローバル企業でのキャリアを目指したいから。
■それを達成することでどんなメリットがあるのか?
 英語力が向上すれば、国際的なプロジェクトに参加できたり、転職時に有利に働くことができる。
■どんな自分になりたいのか?
 国際的に活躍できるプロフェッショナル、英語を使いこなせる自信を持った自分。

目標例:1年間で10kg減量する
なぜこの目標を達成したいのか?
 昔買ったお気に入りの服をまた着られるようになりたいから。
■それを達成することでどんなメリットがあるのか?
 着ないまま捨ててしまう服を減らすことができる。
 見栄えが良くなることで自分に自信を持つことができるようになる。
■どんな自分になりたいのか?
 健康的でエネルギッシュな若々しい自分。

目標例:週に一度家族で遊びに行く
なぜこの目標を達成したいのか?
 忙しい日常において、家族との時間を大切にしたいから。
■それを達成することでどんなメリットがあるのか?
 家族との絆が深まり、家族全員に心理的な安定が得られる。
■どんな自分になりたいのか?
 家族を大切にし、生活の中でバランスを取ることができる自分。

さらに詳しく目標を立てるためのフレームワークとしてSMARTという考え方がありますが、こちらは過去に習慣化に関する記事で紹介させていただいているので、ぜひご覧ください。

3. 目標達成のための計画を立てる

目標を達成するためには、タイムラインの設定が不可欠です。タイムラインをしっかりと設けることで、目標達成に向けた期限と計画的な進捗が見えやすくなり、計画を継続的に実行するための指針となります。ここでは、具体的な例を通してタイムラインの設定方法を解説します。

タイムラインの設定にあたっては、目標を月単位、週単位、さらには日単位で分解し、具体的にどの時点でどのようなアクションを取るかを決めます。

たとえば、ダイエット (半年で5kg減)という目標の場合は以下のようにタイムラインを設定します。

1ヶ月目: 健康的な食生活の習慣化

  • 食事: 食事量を少し減らし、野菜を増やす。例えば、昼食はサラダを中心に、夕食は炭水化物を控えめにする。間食はフルーツやナッツに変更する。
  • 運動: 週3回、軽めのウォーキング(20〜30分)を行う。天気の良い日には外に出て、気分転換も兼ねて歩く。
  • 目標: 1ヶ月で1kg減を目指す。無理せず、食事と運動の改善を生活に取り入れ、習慣化する。

2ヶ月目: 運動量の少し増加と食事の見直し

  • 食事: 夜の食事を早めに済ませるように心掛ける。特に高カロリーな食べ物は控え、スムージーやスープなど軽めのメニューを取り入れる。
  • 運動: 週3〜4回、ウォーキングの時間を30〜40分に延ばす。ウォーキングを早歩きに変更してみる。
  • 目標: 2ヶ月目でさらに1〜2kg減を目指す。少しずつ食事の量を調整し、運動の頻度を増やしていく。

3〜4ヶ月目: 定期的な運動と食事のバランス

  • 食事: 食べ過ぎを防ぐため、食事の前に水を飲む習慣をつける。間食を週に2〜3回に制限し、満腹感を得る工夫をする。
  • 運動: 週4回、ウォーキングや軽いジョギングを取り入れる。運動後にストレッチを行い、筋肉をほぐす。
  • 目標: 合計で3kg減を目指す。運動量と食事量をバランスよく調整していく。

5〜6ヶ月目: 継続と維持のステップアップ

  • 食事: 食事のバランスを意識し、たんぱく質を中心に食べるようにする。朝食にヨーグルトや卵を取り入れ、日中は軽めの食事にして夜は控えめに。
  • 運動: 週4〜5回、ウォーキング30分またはジョギングを取り入れつつ、週1回は軽い筋トレを行い、体力を増やす。
  • 目標: 最終的に残り2kgを減らし、トータルで5kgの減量を目指す。体重を減らしながら、筋肉を維持・強化することを意識する。

他人の成功事例を参考にする

他人が達成した目標を参考にすることも役立ちます。現代ではインターネットで調べれば著名人の他にも様々な方の体験が共有されておりとても役立ちます。ただし、他人と自分を同じレベルで比較するのではなく、「自分にとっての実現可能な部分」を取り入れることが大切です。成功事例を真似ることで、自分の目標設定のヒントが得られることが多いです。

ここで留意しておきたいのは方法は一つではないということです。他の人が実現できた方法であっても、自分には合わなかったり、逆に自分でしか実現できないものもありますので試してみて根気強く自分にあった方法を探しましょう。

まとめ

目標を達成するためには、計画的なアプローチが必要です。目標を細分化し、タイムラインを設定して日々のアクションに落とし込み、進捗を確認しながら進んでいきましょう。計画を立てることで目標達成までの道のりが明確になり、確実に成果を上げることができます。柔軟に調整しつつ、焦らず一歩ずつ前進していくことが、成功への秘訣です。

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